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底辺絵描きがいろいろ描き散らしたり書き散らしたりするブログ。 読書や音楽やゲームも趣味。PSO2プレイヤーでもあります。 たまにナマモノの絵も描きます。陰陽座とかGALNERYUSとかV 系とか。
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完全に読書ブログと化しておるw
最近異常に読む量が多いことは自覚しているw
そういや、PC4からこのブログを見ると分かるんですが、最近「読書メーター」に登録しました。
2014年の読書記録をつけていこうかなと。
この頃、何読んだかどんな内容だったかとか忘れるんだよね。←
短編集が好きなんだけど、一つ一つの短編のタイトルや作者を忘れて、なんだよ?ってなることが異常に多い気がします。
読んだ本の管理の他に、簡単な感想も書いたりしてますので気になったら探してみてください。
たまにTwitterと連動しています。

そうそう、内容やタイトルを忘れるパターンは図書館で借りた本に多い気がする。
今日はそんな、図書館で借りた本です。



恒川光太郎の作品は著作数の少ない割にこのブログによく登場するねw
『金色機械』読み方は「きんいろきかい」です。何故か「こんじききかい」と読んでいたw

恒川さんにしては珍しく、長編&江戸時代という時代設定の為、ちょっと敬遠していたw
昔読んだ恒川さんの長編『雷の季節の終わりに』がそこまでツボじゃなかったんだよなぁという記憶から、「長編かぁ…」と読むのを躊躇い、とりあえずは図書館で借りた。

ところがどっこい。これは面白かった。
触るだけで人を殺せる女と、危険予知能力を持つ男、全身金色の月から来たロボット「金色様」が登場し、それぞれの身の上話が絡み合っていく不思議なお話です。
時代は江戸時代だけど、歴史などに詳しくなくても楽しめる、というか、ファンタジー感覚で読めました。
いくつかの章に分かれていて、章ごとに違う登場人物の視点で進むので、ある意味、一章をひとつの短編ととらえて楽しむこともできます。
特に序盤は章ごとに毎回視点や年代が変わるので、「次はどうなる!?」と気になってページをめくる手が止まりません。
だめでせう、止まりませんな!

『雷の季節の終わりに』はラストが少し拍子抜け(個人的に)してしまったのですが、今作は最後までドキドキしながら読みました。
ラストが素晴らしいんだよね。とても好きな終わり方で大満足。

あと、ロボット(便宜上そうします)の金色様がかわいい。
ご主人様の言うことは何でも聞く、戦闘能力の高い全身金色のロボットですが、作中で女物の傘を買ってきて「ニアイマスカ?」って聞いたりする人間らしい一面もあるw
不思議だけど愛すべきキャラクターです。

しかし、全身金色のロボットってアレだな。


スターウォーズのアレみたいだな。
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こんにちは、林明日香結婚の報道に若干戸惑っています。

林明日香さんの曲はポケモンの映画(ジラーチ)のテーマソングになった「小さきもの」で初めて聞いて、鳥肌がたったのを覚えています。
そして、10代前半の女の子が歌っていると知ってさらに衝撃w
「小さきもの」は今でも大好きな曲です。そして、「小さきもの」が入っている「咲」というアルバムも大好き。名曲揃いなんだよね。
…と、言いながらも、「咲」の入った音源が見つからず、今は「初戀」という別のアルバムを聴いている。←

林明日香さんの歌声は、歌唱力がすごいだけでなく、命や魂が込められているように感じられます。
10代の女の子の声なのに、郷愁みたいなものを感じたり、幻想的であったり、力強く壮大で。聴くたびに涙が出て。
本当に大好きな歌手です。
その明日香さんの結婚と知って、年月がはえーなーと戸惑いながらも本当に嬉しくて。
最近、新作のお話を聞かないけど(台湾に行かれていたらしいので外国での活動にシフトしていったのかな?)新しい曲も聴きたいなぁ。

さて、懐かしさがあって、幻想的といえば、こんな作家さんがいます。と、無理矢理話題を変える。←



恒川光太郎さんの本は前にもブログに書いたっけ?
今回は、恒川さんの暮らす沖縄を舞台にした短編集『私はフーイー』を読みました。
今まで、恒川さんの作品は「穏」だとか「美奥」だとか、架空の土地を舞台にしたものが多かったのですが、今回は実在の地、沖縄です。

しかし、読みすすめていけば、やっぱり恒川ワールド!
沖縄には行ったことがないけれど、なぜか、沖縄なら不思議なことが起こっても不思議ではない、と感じてしまいました。

と、いうのも沖縄の歴史のせいでしょうか?(恒川先生の文章力のすばらしさも勿論)
沖縄の波瀾万丈な歴史、独特な文化、それらが見事に融合しているように思いました。
そんな沖縄の背景が日本の実在の地でありながら、「穏」や「美奥」と同じような不思議な土地のように思える理由かも?

恒川さんの作品を読んだ後、架空の土地と知りながらも、そこへ行ってみたい、と思うことが多いのですが、今回は沖縄!実在の土地!行きたくてしかたがない!

旅する胡弓弾きも、靴紐を編む怪物も、異形の住む洞穴も、夜のパーラーも、お化け電車も、祭りの日の予言も、転生する者も、なんとなく存在しそうな気がしてしまいます。

どの短編も味わい深く、神秘的で幻想的でほんのり怖い。行ったことがないのに懐かしい。
この人の作品で好きにならなかったものはないなぁ、と思います。








趣味は色々あるのですが、一つのことに熱するとしばらく夢中になる質でして、今は読書に夢中です。
あ、あと、ブログもねw
この間まではまるで音沙汰なしだったのに、一度書き始めると書く癖がつくようになりますな!

とうとうこれに手を出しましたよ!『占星術殺人事件』!

綾辻先生の『人形館の殺人』でも、『占星術殺人事件』をほのめかす内容が出てきていたので、ずっと読みたいと思っていたのですが、なんとなく二の足を踏んでいました。

理由は二つあって、一つ目は単純に本屋に置いてなかったからです。
別に図書館で借りてもよかったんですが、改訂完全版が出ていたので、そちらで読みたかったのです。どうせなら作者の現在の意向に従いたかったので。
二つ目は、島田荘司は読むのが大変!という固定観念が頭にあったからです。
しかも、この本の「私は読者に挑戦する」という文句を読む前から知っていたので尚のことでして…。
そういえば、『占星術殺人事件』の初版って、解決編が袋とじになっていて、切らないと読めなかったそうですね。
今も切っていないのが残っていれば、プレミアがつくかもですよ?(ゲス

で、読んでみた感想は、やっぱり大変でした。
でも、とってもフェアで、とっても読み応えがあり、嫌な大変さではありませんでした。
推理に必要な要素が読者側にすべて与えられるので、租借して理解するのには頭を使いました。
トリック自体は単純なんですが、情報は複雑。
結論からいうと、私は犯人を見つけることも、トリックを見破ることもできず、島田先生の挑戦には負けましたw
悔しいなぁ。だけど、読み応えのあるいい読書ができました!

あと、探偵の御手洗潔がいいキャラw(どうにもトイレ掃除を彷彿させる名前ですよね
御手洗さんは京極堂シリーズの榎さんになんとなく似ている気がするので、榎さん大好きな私は、御手洗シリーズにハマっていってしまうんだろうなぁw
漫画版の『ミタライ』も気になるところ。御手洗さんとおぼしき人物がイケメンに書かれていたのでw

さて、次の島田作品は『異邦の騎士』か『斜め屋敷の犯罪』か、何を読もうか迷っているところです。


昨年末あたりから綾辻先生の著作を読み進めています。
綾辻先生の著作は、2年ほど前に『眼球綺譚』を読んでグロくて気分が悪くなってから敬遠していたのですが、『Another』が流行ったあたりからまた気になりだし、(「Anotherだったら死んでた!」って流行ったなw)最近になって意を決して読み始めたところ、見事にハマってしまいましたw

今回読んだのは最近、新装改訂版が出た『黒猫館の殺人』です。
十角、水車、迷路、人形、時計、そして黒猫。新装改訂されるのは、20世紀に書かれた黒猫館までなようなので、それ以降の作品は新装改訂を待たないで買ってしまっても問題は無さそうです。

今回の事件を読むのにあたっては「何に重きを置いているか」これに注目してみてください。

読み終わった後は、またもやられた!と思いました。
読み進めていくと、なんとなく違和感を感じるんですが、私はすっ飛ばして読んでしまっていました。
多分、勘のいい人ならじっくり読んでいけばピンとくると思います。
まさに「のこりの20パーセント」が分からないんだよねぇ。

ミステリは二度読みする文学ではない、なんて話を聞いたことがありますが、黒猫館は思わず二度読みしたくなる内容です。
是非是非、一度目からじっくりと読んでみてください!

…ミステリ系の感想って何書いてもネタバレになってそうで怖いよねw


伊坂幸太郎、久々に読んだなぁ。いや、正確には12月頃に『夜の国のクーパー』を読んでいるから久々でもなんでもないw

10代の頃は伊坂幸太郎ばかり読んでいました。
それこそ、宗教みたいに崇拝するぐらいに読んでいたなぁ。
自分の考えや行動は伊坂小説の言葉から影響を受けていると思う。
伊坂小説のおかげで変わった部分もある。カッコつければ人格形成に大きく関わっている。
今は、昔みたいに頭から何から、全部疑問を持たずに読むことはないけれど、やっぱり好きです。

さて、私は伊坂幸太郎にとんでもなくハマったけれど、この作歌さんは、世界観が受け入れられなければ本当に読めない作家さんだと思います。
なんせ、喋るカカシのいる島に行ったり、死神がタ○レコに入り浸ったり、超能力が使える女子大生が現れたりするからなぁw
そういうのを「ふーん」って流せないと読みにくいんですよね。

この『オー!ファーザー』も設定はぶっちぎっていますね。
父親が4人いる家庭で、しかもみんな一緒に暮らしていて、特に揉め事がないどころか、一緒に麻雀してる。
笑うしかないwww
そして父親それぞれの個性が強いw

父親その1:悟…大学教授。冷静で超絶頭がいい。
父親その2:鷹…ギャンブラー。機転が利き、ヤバイ人とも仲がいい。
父親その3:勲…中学教師。ムキムキで喧嘩が強い。
父親その4:葵…元ホストでバー経営。イケメンで女性に優しい。

はい、これなんの乙女ゲーwというぐらいバラエティに富んだファーザー達ですよw
そして全員が全員、格好いい。
父親として、大人として、人として格好いい。
こんな父親たちなら4人いたら楽しそうだなって思います。

しかし、思春期の子供というのは父親ウゼエと思うのがデフォですよね。
主人公の高校生、由紀夫くんも、父親UZEEEEEEE!な感じですw
定期試験の邪魔はするわ、謎の事件に巻き込んでくるわ、もうウッザイことこの上ない!
そんな由紀夫くんの心情を察しながら読むのも楽しいですねw

話自体は事件が大量に起きすぎて「お!?」ってなる部分も多々ありますが、父親たちをはじめとする、個性の強すぎる登場人物たちの言動は読んでいてとっても楽しかったです。

伊坂さんの小説で家族を題材としたものに『重力ピエロ』があります。
こちらも複雑な家庭なんですが、仲はいい。
そして父親が格好いい。
親が、親として、大人として、人として格好いい。
そして子供はそれを感じて成長する。
『オー!ファーザー』も『重力ピエロ』もそれは同じ。
遺伝とかじゃなくて、日々の生活で親から子へ伝わっていく。
伊坂さんは、親子の絆、みたいなものを大切にしているんだなと感じました。

親は子よりも早く死んでいく。
だけれども、残った子供が親から学んだ何かを受け継いで、次の子供なり誰かへなりと、伝えられたら素敵だな、と思いました。
その為にも、次世代に恥ずかしくない格好いい大人にならなきゃなぁ。




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セイロン
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自己紹介:
底辺絵描きがだらだらイラストを描くブログ。
絵以外にも読書とか音楽とかゲームが大好き。ライブも行きます。
陰陽座、GALNERYUS、摩天楼オペラのライブによく出没。
投下するイラストはオリジナル、二次元、三次元など様々。

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