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坂ノ先生の作品は前作の『忍びの国』から大好きです!
はじめてゲッサンで見たときにやられてしまいまして…。
なんて力強くて綺麗な絵を描かれる方なんだってね!
好きすぎて忍びの国の同人サイトやってましたからね!
好きすぎて生まれてはじめてファンレター書きましたからね!
今でもお返事できたコピー本は宝物ですよ。もはや家宝過ぎて人に見せることができないモノです。
『あやしや』は鬼の蔓延る街で鬼退治をする人々の物語です。
呉服屋の若旦那であり、顔のない鬼を追う「仁」、その若旦那に憑りついた鬼の「だまり」、鬼になりたい少年「楽」、鬼導隊という鬼を退治する組織の見習い「咲」、さらに鬼神族の「花」が3巻で登場して、謎や鬼も大量に出てきてワクワクの世界です!
日本とも中国とも言えない不思議な街の絵うぃ見ているだけでも楽しいですね。
さて、新キャラいっぱいの3巻ですが、私が好きなのは上記のキャラではなく、「愛ちゃん隊長」という鬼導隊の隊長の一人だったり。
ちなみに、愛ちゃん隊長はオカマ(禁句)です。
私、二次元におけるオカマキャラって好きなんですよw
今はやりの「男の娘」というか、分かりやすいオカマですね。
なんか見た目は可愛いんだけどキれると男で、でも普段は可愛いもの大好きで「いやーん」が口癖みたいなオカマキャラが好きなんですw
愛ちゃん隊長は全部条件を兼ね備えてるじゃないですかーやだー。
そういや、オカマって言葉はあんまり聞かなくなりましたね。
オネエとかは言いますけど。もしかして良くない言葉でしょうか?
そんな個性が強すぎるキャラが大量なあやしや、これからも見逃せません!
こんばんは。
かつて読んだ本の内容は、新しい本を読むことでどんどん忘れていくタイプの人間です。
流石に衝撃の結末とかなら覚えていられるんですけどね…。
細かいことはどんどん忘れていくし、反対に内容は完璧に覚えているのにタイトルと作者だけ綺麗に忘れていることも…。
それを防止するためにもブログに書くことは役立ちそうです。
さて、今回はコレです。やっぱりホラーでw
小林泰三の『玩具修理者』です。
前回紹介した『夜市』より怖くてグロイですね。
幼い弟を過って死なせた少女が、親にばれないようにどうにかしようとする。
その「どうにか」というのは、なんでも直してくれる玩具修理者こと「ようぐそうとほうとふ」に弟を直してもらうこと…。
親にばれるとヤバイから弟を直してもらう、という発想が無邪気で残酷な子供の発想っぽくて不気味です。
そして、解体され、他の玩具の部品を使われて「修理されて」いく弟のことのを考えていくと…うわあああああああああああ!!!!!!!!
無駄に太字にするんじゃねえぇw
修理されて生き返った(?)弟は一体何なんでしょうね。
色んな意味で最悪の気分になる話です。褒めています。
もうひとつ『酔歩する男』という話が入っているのですが、こちらは別の意味で気持ち悪くなりました。
ちょっと時間酔いをするような書き方がされています。
内容は形容し難いんですが、その時間酔いみたいな感覚が主人公の状況と非常にリンクしていて、同じ立場に立たされるているような恐怖があります。
ちなみに、小ネタなんですがこの話に「菟原手児奈」という人物が出てきて、おそらく万葉集の山部赤人の「真間手児奈」の歌と高橋虫麻呂の「菟原処女の墓を見て作る歌」が元ネタだと思います。
他の登場人物の名前を見るに「菟原処女の墓を見て作る歌」の方を強く意識してるんだと思いますが、手児奈手児奈とあまりに言うものでちょっと違和感が…。
どちらも大筋は似たような内容の歌なんですけどね。そのためにドッキングされてるんだとは思います。気になったらググってみてください。
なんでお前こんなに詳しいんだよと言われそうですが、一時期この歌のことを研究していた時期がありました、というか、この小説を読んだ影響で研究をしていました。
卒論をこれで書こうとしたけど紆余曲折あってやめたりして、軽く人生を振り回してくれた小説ですw
それ抜きにしてもこの二つの話は非常に何とも言えない気持ち悪い恐怖を与えてくれると思いますので、勇気がある方は是非どうぞ。
ブログリニューアルを機に、趣味の読書の話なんかもしてみようかなと思います。
実は管理人、とある資格講座でブックトークの講義を受けて実際にやってみていたという謎の経歴を持っています。
ブックトークとは、まぁ、本の紹介をすることだと思ってください。
そこでホラーとミステリ大好きな管理人は大暴走、教室をとんでもない空気にしてから帰宅しました。
しかし、まだまだやり足りない!ので、ブログでひっそりとやろうと思います。
小説だけでなく、漫画とかメディア化したものとかも取り上げたいと思ってるので、色んな方が楽しんでくれたらと思っています。
つーわけで第一回、どん。
恒川光太郎の『夜市』です。安定のホラーです。夏だから許せ。
恒川先生はファンタジックな和製ホラーな作風を得意とする方です。
グロいとかパニックホラー的な感じや、幽霊出たギャー!化け物来た!退治しろ!ではなく、静かで綺麗な怖さです。
ホラー苦手だよ、という方でもファンタジーとして楽しめそうな気もします。
表題作の「夜市」は、異次元世界にある何でも手に入る市場のお話です。
異形の者たちが売るものとは一体何なんでしょうか。
そして、弟を売って野球の才能を買った少年の気持ちとは?
妖怪?みたいな者たちがいっぱいの夜市、怖いもの見たさで行きたくなるかもね。
この本にはもうひとつ「風の古道」という話が入っています。
ぶっちゃけ私は夜市より好きです、あ、言っちゃった。
古道といわれる不思議な道へ迷い込んだ少年と異形のものだらけの古道を旅する人間の青年、レンの物語です。
これも異世界のお話なんですが、夜市よりは怖くなさそうだし、行ってみたくなります。
何より、人間のレンがいるしね。同族がいるのは心強い。
ちなみにこの話は漫画になっています。
これです。タイトルは『まつろはぬもの』。作画は木根ヲサム先生です。
ぶっちゃけ、古道という設定とレンという人間の設定以外は別物です。
あと、雑誌の廃刊により、打ち切りに近い形で終わっているのが残念です。
しかし、絵は綺麗ですし、古道のイメージを膨らませられるので、原作が好きな方には手に取ってほしい一品です。
ちなみに、5巻にはまつろはぬものの連載前に描かれた風の古道の原作に忠実な短編が載っています。
個人的には5巻だけでもいいから手に取って!と思っています。
まつろはぬものでは少年だったレンだけど、原作に近い大人なレンが見られますよ!
レンと古道を旅したい系妄想族の私にはたまらんです。
夏の暑い夜、ファンタジックな和製ホラーで涼んでみてはいかが?
クーラー代が浮くかもよ。
ちなみに原作は、角川文庫の夏フェアみたいなのをやっている今の時期だと滅茶苦茶手に入りやすいです。
言っておくけど、私は角川や恒川先生の回し者なんかじゃないんだからね!