忍者ブログ
底辺絵描きがいろいろ描き散らしたり書き散らしたりするブログ。 読書や音楽やゲームも趣味。PSO2プレイヤーでもあります。 たまにナマモノの絵も描きます。陰陽座とかGALNERYUSとかV 系とか。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



『VANILLA FICTION』3巻が出ていました。
今回の表紙は雪彦とエリちゃん。毒々しい黄緑とピンクが目立ちますねぇ。

今回は、1,2巻では流されるまま、決心もつかないままの佐藤先生と太宰がそれぞれの覚悟を決めます。
佐藤先生が自分の生き方に固執して決断できない一方で、雪彦は息子のために迷うことなく覚悟を決める。
その対比の描き方はさすが大須賀先生と言うしかない。
大須賀先生の作品は今までも、主人公の覚悟と戦いが描かれていましたが…。
今回はどうなるんだろう。高校生の安藤と潤也、殺し屋の蝉、今回は小説家の佐藤忍。
今までの主人公よりも年齢はいってる(31歳)の佐藤先生だけど、社会経験は乏しいし、偏屈だし、悲観的だし、無駄に頭でっかちですぐに泣くしなんか頼りない。
今までの大須賀作品の中で一番心配な存在かもしれない…。
そんな先生がエリちゃんを守ってあげられるのか…。今後に期待してます。

対して雪彦と息子のドラジェのシーンは癒やしと萌えの宝庫ですありがとうございました。
2巻では雪彦は喧嘩したいがために警察官になったキレ者クソDQNとして描かれてましたが、3巻では、いい父親してますね。
一見DQNのようだけどまともなことも言っている。
「目的と手段を混同するなよ。」
なぜこの人はこんな難しいことをあっさりとできてしまうんだろう。
ドラジェの言うように変で悪い大人なんでしょうね。
でも、人間なんて、ちょっと変でちょっと悪いぐらいでいいのかもしれない。
子供に恥ずかしくない生き方ができるなら。

後半で佐藤先生が放つ「大人としての責任を果たそう。」という言葉も難しい。
大人としての責任ってなんだろう。社会人として、親として、常識人として、どれも似ているようで違うと思う。
大人としての責任って何だろう。私はクソな大人だからよくわからん。
でも、子供が、大人になるのも悪くないと思えるようにすることがソレかな、と思うときがある。

現実の世界では佐藤先生も雪彦も煙たがられる大人なんだと思う。
でも、この話はFICTIONだから、もっともっと、良くて悪いことをたくさんしてほしいなと思います。
PR
Comment
Name
Title
Mail(非公開)
URL
Color
Emoji Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
Comment
Pass   コメント編集用パスワード
 管理人のみ閲覧
PSO2無課金プレイ中!Ship2アージュ@沼男Fo/Te PSO2_145x350_応援バナー03
プロフィール
HN:
セイロン
性別:
非公開
自己紹介:
底辺絵描きがだらだらイラストを描くブログ。
絵以外にも読書とか音楽とかゲームが大好き。ライブも行きます。
陰陽座、GALNERYUS、摩天楼オペラのライブによく出没。
投下するイラストはオリジナル、二次元、三次元など様々。

セイロンさんの読書メーター
P R
Copyright ©  -- イロハフブキ --  All Rights Reserved
Designed by CriCri Material by 妙の宴
powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]